映画みた、風通しをよくすること

映画をみた。

「ショート・ターム」

10代の子供達をケアしているシェルターでのお話。
映画の中でカップケーキでお祝いするシーンが素敵だった。
カップケーキ好きだ。
ささやかで可愛らしくて。

印象的だったのは
ワーって泣き叫んで暴れて悲しみや苦しみを吐き出すシーンや
人形を思いっきり蹴飛ばしたり
投げ飛ばしたり
今までの積み重なっていた自分の中の怒りを出すシーン

これ、とても大事なことだな思った。
なかったことにせず
押し込まないで
出し切る。感じきること。

クッションとか枕でもいい。
一人っきりの部屋で
思いっきり叩いたり、
顔を埋めて思いっきり叫んだり泣いたり。

存在しているために必要だった。
激しい怒り。
見ないふりしないと生きていられなかった
胸が張り裂けてしまいそうなほどの深い悲しみ。
見たくない、なかったことにしてしまいたい汚い感情。

そういうのをしっかり出し切って感じきると
生きていながら生まれ変わる。
生まれ変わるというか
自分に戻れる。自分を思い出す。
そして身体のコリや不調も自然と消えていく。
心に起こる反応は身体にも起こるから。

この時に大切なのはその感情をジャッジしないこと。
言葉で意味付けしないこと。
ただ感じることに集中する。
自分の感じきる感覚の集中力が増すと身体の変化に気がつきやすくなる。
強い感情があるときみぞおちがギューとなるとか
胸が苦しいとか。
そういった感情を感じきると、ふわっと軽くなる感覚がある。
さわやかな風が吹いたような感覚。

だんだんと
自分の事がとても愛おしくなる。

自分の事が大好きになれて
初めてやっと始まる。

今までの世界は暴力に満ちあふれた世界で
いつだって声の小さい人たち優しい人たちが犠牲になってきたけど
そういう時代も終わるらしい。
感じて感じて感じきって
何度も何度も繰り返す
恐れも憎しみも怒りも歓びも自分の中から少しずつ薄くなっていった時
世界線が変わるみたい。

心の風通しを良くしておこう

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です