映画の話

きみはいいこ

ネタバレ注意。

映画を見た。
「きみはいいこ」

正直、見ているのが苦しくなりますし、調子が狂います。
アダルトチルドレンの方は見ない方がいいです。

母親は本当にすごいと思うのです。
私には子はいませんが、子育てしているお母さんの大変さは想像することができます。

どうしても子供を虐待してしまう親もまた、幼い頃に虐待を受けていて、
止められないんですよね。
分かってはいるのだけど、たかが外れてしまったかのように
押さえがきかなくなるんです。

そしてその後は絶望がやってきます。

とにかく自分を責めるわけです。
責めて責めてトイレで亡く母の後を追い、母の心配をする娘の姿がありました。
子供はどんな事があっても
やっぱり世界で一番お母さんが好きなんです。
いつだって無償の愛を親に与えてくれます。

殴ってしまう母親と、そんな母を思う娘。

子供を育てるって本当に大変な事だと思います。
特に、日本は子育てしにくい国だと言われています。
けして寛容な国ではありません。
幼稚園を作ろうとするとうるさいから作るなといったり、
本当に頭がおかしいんじゃないかと思います。
でもそんなこという人たちもきっと幼い頃に
「泣くな!うるさい!」と言われてきたのでしょう。

子供は泣いたっていんです。
うるさくっていんです。
大人がそう思って接していると
たいていの子供は安心して激しく泣くことをやめます。

劇中で幼い頃、親から虐待を受けていた女の子に
近所のおばあちゃんが会うたびに
「あなたは、べっぴんさん」って言ってくれて

いつも親の虐待からかばってくれていたそうなんです。

親の虐待を受けて育つ子供は、とにかく自信がなくなるんです。
人が怖くてたまらないんです。
いつもびくびくして、親を困らせている
自分なんか生まれてこなければ
よかったと思ってしまうものです。

でもそのおばあちゃんの言葉は、
とても肯定的で。
「べっぴんさん」の言葉にすべての愛が詰まっているように感じました。
「あなたは、べっぴんさん。あなたはここにいていんだよ。ここにいるだけでいんだよ。」って。

きみはいいこ。

あなたはべっぴんさん。

丸い愛はぎゅーと抱きしめたハグそのものですね。

お子さんのいる方は、ギューとお子さんを沢山ハグしてみてください。
愛を知っている子供は、周りにも愛を振りまくそうですよ。
それが世界平和にも繋がるんだと、
映画の中でシングルマザーとして頑張っているお母さんが言っていました。
お母さんはすごい役目を任されているって!

そして、お母さんである貴方も、
お子さんからギューとハグされてください。
愛のあるハグが1番必要なのは頑張っているお母さんでもありますから。
子供の小さなかわいい手には沢山の愛が詰まってます。

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