映画観ました

リリーのすべて
※ネタバレ注意

先日映画を見ました。

リリーのすべて

世界で初めて性別適合手術を受けた人物、
リリー・エルベを題材とした物語による映画。
実際の結末は映画とは異なるそうです。

男性でありながら、中身は女性。

はじめの男性らしい顔つきから、最後は女性のあたたかで柔らかい表情に
変わっていく様がとても美しい映画でした。
リリーの仕草の一つ一つがいい匂いがしてきそうで
繊細な色っぽさに目を奪われてしまいました。

昔はトランスジェンダーは受け入れられず、
精神病として扱われていたこと。
どれだけ生きにくい時代だったことか。
男性であるアイナーと女性である本来の自分を行き来する
リリーの青く哀しい表情から感じ取れます。

切ないほどの純粋な願いはただ一つ。
「ただ本当の自分を生きたいだけ。」
というリリーの気持ちが
とても痛みともろさを持ち、胸に突き刺さるように感じました。

また奥さんであるゲルダが聖母のようで、
6年間、仲良く愛し合ってきた普通の夫婦だったはずの夫が
突然女性に変化していく事への戸惑い、葛藤。
そんな葛藤と戦い、
沢山の涙を流しながら受けれていく姿には胸が苦しくなります。
なんて大きな女性なんだと、その深い愛に感動しました。

男であるとか、女であるとか本来はどっちでもいいことのように感じました。
その人が好き。ただそれだけで十分ですよね。

ジョニーデップの娘、リリー・ローズはセクシャル・フルイディティだとカミングアウトされていましたね。

セクシャル・フルイディティとは
バイセクシャルと近い意味を持つそうです。
好きになる性別が流動的で水のように定まらず、相手によって変わること。

好きな人がいるなんてそれだけで奇跡的で素敵なことだし、
性別なんて関係ないですもんね。

男と女。

男だけど女っぽい人がいても
女だけど男っぽい人がいても
男でも女でもない人がいてもいい

男性が男性を好きになっても
女性が女性を好きになっても
好きな人がいなくてもいい

水瓶座のように性別を超えた愛の時代はどんどん近づいて来ているんだなと
男とか女とか性別を超えていく時代、
また2つだったものが1つに統合され
性別が薄まっていく時代がやってくるのだと
映画を見ながらふと思っていたのでした。

まとまりがない感じになってしまいましたね。
映画をみて感じたことを書いてみました。

性的描写はありましたが、
洗練されており、とても繊細で美しい雰囲気の映画でした。

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