「この世界の片隅に」を先日見てきました。
1つ1つの絵がとても美しくて、ぐっと物語に入り込んでしまい
見終わったあっとの虚脱感。
心にぽっかり穴の開いた感じがあり、
エンディングのところで、ぐっときてしまいました。
映画を見終わり、駅に向かう途中、
学校帰りの子どもたちの後ろ姿を見て、
鼻の奥がツーンとしたり、
見慣れた夕日がきれいで
そのことにまた目頭が熱くなったり。
こんな映画は初めてです。
私にとっては生きているということを、
あらためて認識できる映画でした。
いつもは自分が生きているということを忘れてしまうのですが
琴線にふれ、心から感動を覚えたときに
生きている事や呼吸をしていることを思いだし、
自分が生きている今を奇跡だと感じてしまいます。
昔の日本の生活に息づいていた美や、あたたかさも忠実に描かれており、
あたり前だった日常の生活が少しずつかけがえのない過去に変化していく様が
すずさんの表情に描かれており、
のんさんの声も素敵で映画に入りこんでしまいました。
とてもいい映画です。その一言に尽きます。
クラウドファンディングでできた映画ですが、
今は誰でもやろうと思えば何だってできる時代なのですね。
素晴らしい事です。
この取り組み自体が、とても水瓶座っぽくて未来的で夢があります。
これからの時代に希望をみたような気がしました。